姉妹都市提携30周年記念特集
沖縄県糸満市と都農町は令和5年に姉妹都市提携30周年を迎えました。姉妹都市とは、文化の交流や親交を深めることを目的とした結びつきを持つ都市のことです。これまで、職員人事交流事業やイベントなど、さまざまな形で交流・親交を行ってきましたが、中でも都農町・糸満市少年交流事業は、両市町の小学生がお互いのまちを実際に訪れて歴史や文化を学ぶことができる貴重な機会として長年続けられており、現在も両市町の友好関係を深めています。今回は姉妹都市提携30周年の節目に執り行われた記念行事の様子を紹介します。
令和5年11月4日に、糸満市交流団の10名が都農町長を表敬訪問されました。神谷和男副市長は「車窓から都農町の風景を眺めていましたが、私どもの沖縄県には山がほとんどありませんので、なかなか見ることのない風景だと感動していました。姉妹都市の絆を深めるための第一歩として、ぜひ今後もさらに多くの交流が深められればと思っております。」と述べられました。
令和5年11月5日に開催された都農町産業まつり会場で、「都農町・糸満市姉妹都市提携30周年記念式典」を行いました。 坂田広亮町長は「これからも『いちゃりばちょーでー(一度会えば皆兄弟)』の言葉を胸に、糸満市と都農町のさらなる親善の絆が未来へ引き継がれていくことを願っております。」と沖縄の方言を交えながら式辞を読み上げました。 當銘真栄糸満市長の代読としてあいさつを行った神谷和男副市長は、『尾鈴山 清らな水は 日向灘 流れて届け 糸満の海』と短歌を読まれ、「歌のように、今後も平和な時代と両市町の友好の絆が長く続くことを期待します。」と語られました。この歌には、「尾鈴山の岩清水が日向灘を通って糸満市の海まで届くように」という両市町の永遠の絆と鎮魂への願いが込められています。最後に、都農町から糸満市へ、記念品として白水工房の瀧本徳郎氏(藤見)が制作した壺「飴秞花入(あめゆうはないれ)」を贈りました。
都農町長 坂田 広亮 氏
糸満市副市長 神谷 和男 氏
都農町議会議長 三輪 隆之 氏
糸満市議会議長 金城 寛 氏
記念品贈呈の様子