脳と健康
高齢化が進み、認知症や介護予防が課題として挙げられる現在。心身ともに長く楽しく生活を送るため、私たちも脳の健康について今一度考えてみませんか?今回は脳の健康で大事なことや「脳にいいアプリ」について健康管理センターに話を伺いました。
BHQ(Brain Healthcare Quotient)とは、国際標準に承認されている脳の健康指標。年齢ごとに平均値が決まっており、平均値と比較して値が大きいほど脳の健康状態が良いということになります。(例えば、50歳の平均値=100、60歳の平均値=95 など)
Q:自分のBHQが知りたい!特別な検査が必要?
「脳にいいアプリ」で脳トレや食事管理などを行うことで簡単に自分のBHQ(推定値)を出すことができます。(※BHQ算出は都農町民限定)
脳にいいアプリ
このようにBHQ(推定値)を表示してくれます。後で詳しく紹介します。
Q:高齢になるとBHQは下がってしまうの?
年齢を重ねるとBHQは低下しますが、脳を鍛えることで低下を遅らせることができるんです!
詳しくは下のグラフをご覧ください。
「脳にいいアプリ」監修の山川義徳先生(京都大学経営管理大学院 ブレインヘルスケア・ビジネスエコシステム寄附講座 特命教授)は、BHQ=78を認知症の可能性が高まる「認知症目安ライン」としています。上記のグラフでは、BHQは年々減少し87歳で認知症ラインに到達しますが、意識的に脳を鍛えた場合96歳になり、認知症目安ラインに到達する年齢が9年も延びていることが分かります。
「脳にいいアプリ」とは、スマートフォンなどで利用できる脳の健康アプリ。より多くの町民に脳の健康維持に取り組んでもらうため、都農町が令和5年10月に導入しました。
※アプリはこちらからダウンロードできます。
脳にいいアプリの「脳トレ」では、ゲーム感覚で楽しく脳を鍛えられます。
ゲームは、簡単な計算式、絵合わせパズル、間違い探しがあります。
自動的に対戦相手が決まって…
脳トレ対戦開始!
できるだけ早く答えを選ぼう!
対戦結果によってあなたの脳年齢(推定)が変わります。
脳トレの成績によって脳トレ番付が変化します。番付は「見習い」〜「横綱」まで12段階。番付が上がるほど脳トレの難易度も上がるのでやりごたえ十分です!
ウォーキングチャレンジ
歩数を計測できます。「東海道五十三次コース」など設定した架空の散歩コースに歩数が反映するので、目標を持って楽しく運動ができます。
食事の管理
「たまご」「ごま」など9品目の中から、その日に食べた品目を選んで入力するだけ。1日に多種類の食品を食べることで健康度が上がります。
歩数や脳トレなどの目標を達成すると「にこにこポイント」が貯まり「つのコイン」に交換することができます。
(都農町民限定・xID連携が必要)
※アプリ内の「スター」とは異なりますのでご注意ください。スターを使った65歳以上の方限定のイベントもあります。
つのコインについての特集はこちら
めざせ町内ベスト3
にこにこポイント獲得ランキング
【1位】チューリップさん 791ポイント
【2位】ペペーさん 768ポイント
【3位】ナチュレランさん 752ポイント
令和6年1月19日現在
みんなで楽しみながら認知症について学べるイベントも開催していますので、参加してみてはいかがでしょうか?
【下記イベントについての問い合わせ先】福祉課 0983-25-5714
認知症講習会
認知症の知識や予防、家族の対応などについて学べます。
認知症カフェ(龍雲寺)
住職のお話や、団扇太鼓(うちわだいこ)を使った楽しい認知症予防も。
ITヘルプデスクでは(BUNMEI1階)アプリやタブレットに関するご相談を受け付けています。お気軽にお立ち寄りください。
【住所】都農町川北4831-2
【TEL】0983-21-2828
【受付期間】9〜17時(日・祝・年末年始を除く)