イベントレポート

11月26日、都農町役場にて第1回都農町ボランティアサミットが行われました。
このサミットは都農町ボランティア連絡協議会が主催したもので、普段それぞれで活動しているボランティアグループ同士の交流を深めるために開催されました。
ゲストに、三股町を活動拠点とし学習支援やこども食堂などのボランティアで活躍されている津崎 忠文さんを招き、これまでの活動についての講演や、グループワークのあとの講評をしていただきました。
津崎さんは講演で次のように話しました。
「こども食堂は当初、生活が困窮している家庭の子ども達の為に作りました。しかし、7年ほど続けていくうちに、これでは子どもの貧困を救えないということに気づき、社会福祉協議会と共に学習塾を始めました。
最初は学校に行くのもままならない3人からのスタートで、この3人をどうにか高校に行かせてあげようと計画を立てました。その計画がなんとか成功し、3人とも高校に行くことが出来ました。それが『森の子学習塾』を作るきっかけです。今では約60人が登録しており、約20人は常時参加しています。学びにくる子と、居場所を必要としている子のどちらの目的でも居心地のよい環境となるように、それぞれスペースを分けて活動しています。
活動していく中で、不登校問題がたくさん出てきますが、これを何とかするのが私たちや地域の課題だと思います。
そこで、フリースクール「ひる学校」を設けました。そこには色々な地域からの参加があり、子どもの権利条約を重視し無理強いすることなく、だけど必要なことはサポートする(外に出て自然と触れ合う(遊ぶ)・色々な場職業体験をする)という活動を行っています。
また、「よる学校」では「絵を描くクラス」などを設け、地域の大人と子ども達がやりたい事を自主的に行える場所を提供しています。
ボランティア活動は、楽しみながら行うことと、活動する人を活かせる場所を作ることが大事だと感じます。仲間が増えることによってできる事が増え、それに成果がついてくることが毎日楽しいです。子ども達が自由に羽ばたける社会人になってもらいたいと願っています。」



その後行われたグループワークでは、お互いの自己紹介をした後、「今まで行ったボランティア活動」と、「私がこれから行いたいボランティア」を付箋に書き出して貼り、それぞれの思いや考えについて考え話し合いました。
それぞれのボランティアの内容を知ることは、気づきや発見につながり、新たな活動を考えるきっかけになったようです。







サミットを主催した都農町ボランティア連絡協議会会長の堀口 哲子さんは「津崎さんはたくさんの経験をされていて、すごく驚きました。私たちも自分達で出来る活動を少しでも地道にできたらと思います。津崎さんの『頼まれたら断らない』という言葉は誰にでも出来る事では無いので素晴らしいと思いました。私もボランティアに対して真摯に向き合いたいという想いが強くなりました。これからも都農町のボランティアの繋がりを大事にしていきたいです。」と話しました。

サミットに参加した黒木 幸広さんは「ボランティアグループ同士が繋がりを深めるという企画で、初めての試みでしたが、今日参加して本当に良かったと思います。津崎さんのお話も聞く事ができ、他の団体の方々のボランティア活動の話も伺え、自分自身の大きな気づきともなりました。」と話しました。

同じくサミットに参加された河野結衣さんは「おじいちゃんおばあちゃん達が、この都農町の為に色々なふれあい活動や、地域に貢献する活動をされているのをサミットを通じて実感しました。私たちグリーンホープのような活動をされている方が他にもいらっしゃるんだという事を知り、とても有意義な時間となりました。」と話しました。

津崎 忠文
1949年生まれ宮崎県出身。上京後、フリーのグラフィックデザイナーとして活躍。東日本大震災後に、支援物資を被災地に届ける活動を独自に開始。宮崎に帰郷後は、子どもたちのためにと、学習支援やこども食堂などを行う。最近では、自らを「フードロスランナー」と命名し、宮崎県内を奔走中。SNS上では、老若男女を問わず大人気。