TSUNO STORY

つの噺

  • 今回のつの噺のテーマは『スポーツの秋』!

    都農町の子どもたちにタグラグビーの指導をしている石川睦美さんと、ブラジルの子どもたちに体操の指導をしているアンドリエリーさん。スポーツの指導者である2人の自由なおしゃべり。今回もはじまり、はじまり。

スポーツとのつながりを通じて人々が交流する場所

  • はじめまして。石川睦美と申します。よろしくお願いします。

  • アンドリエリーです。よろしくお願いします。石川先生は、これまでどんなスポーツをされてきたのですか?

  • 私は、子どものころ(小中)陸上と剣道を習い、高校から始めたラグビーを大学・社会人と続けました。大学卒業後は、水泳のインストラクターとして働き、その後小学校教諭になりました。今は、小学生や地域の方々へタグラグビーを指導してます。

  • すごい経歴です!それぞれのスポーツの経験を通じて、子どもたちと交流する楽しさを感じているんですね。

  • はい!子どもたちが笑顔で成長する姿を見ることが何よりも嬉しいです。アンドリエリーさんはいかがですか?

  • 私は幼少期からバレエや体操が好きで、ダンスグループや体操競技に参加していました。高校卒業後、体育学部に進学して10年前にスポーツ分野を卒業しました。その後9年間にわたり、体操競技プロジェクトに参加し、競技会でプロジェクトをコーディネートしました。このプロジェクトは、200人以上のアスリートが参加する州の公共プロジェクトで、私たちは州レベルとブラジル全国レベルで競いました。そして多くの賞を受賞しました。それらの経験を活かし、今はブラジルの子どもたちにリモートで体操の指導をしています。

  • 体操選手だったんですか!トップアスリートだ!鉄棒や平均台などができるんですね。すごい!私の苦手な分野です。

  • ありがとうございます!ところで、石川さんが地域でタグラグビーを取り入れた経緯は何ですか?

  • 子どもたちと楽しみながらスポーツを行う機会を作りたいと思ったからです。タグラグビーは子どもたちが楽しみながら運動できるスポーツです。

  • 子どもたちが楽しみながら運動できる場所を提供することが大切なんですね。

  • そのような場所があると、子どもたちも学びや成長を楽しみながら進めるでしょうね。

  • スポーツが人々の絆を深め、成長を後押しする役割を果たしているんですね。そのスポーツの魅力を通じて、子どもたちの成長をサポートすることが大切ですね。

  • そうですね。子どもたちが笑顔で成長する姿を見ることが何よりも嬉しいです。スポーツは、人々をつなげ成長をサポートする素晴らしい手段だと思います!

子どもたちの遊びが育成へのステップに

  • 昔は、鉄棒が大好きでしたね。でも、好きだからってすぐに上手にできるわけじゃない子もいるんですよね。

  • 確かにそうですね。

  • 6歳や7歳、8歳の時に結構経験すると、5、6年生のときにはもう怖くなくなるんですよ。

  • 分かります。色々なことを経験することで、怖がらなくなるんですよね。

  • その通りですね。

  • でも、最近は子どもたちの中で、鉄棒や逆上がりができない子が増えてきているんですよね。だから、コーチたちにとって、こういう子どもたちをサポートできる方法があれば嬉しいと思うんです。その時、苦手な子や得意な子、その子に合った指導が大切なんです。

  • 確かに。学校でも個に応じた指導が行われていますが限界があります。体育の時間にサポートをお願いできる人がいるといいですよね。保護者や地域に指導できる資格を持っている方がいれば、協力していただくことが可能ではないかと思いますよ。

  • それを試してみるのもいいですね。提案してみて、受け入れてもらえたら、空いている時間に協力できると思います。

  • 学校体育では、場の工夫を行って一人一人に関わるため、(指導する)担任の先生は多用な指導スキルが求められます。支援(サポート)できる、保護者や地域指導者が協力できる環境になると良いのですが…。

  • 少しずつ変わっていってほしいですね。

  • そうですね。例えば体育の時間に、保護者の中で指導できる人たちに協力をお願いすることもできると思います。去年、南小では水泳授業の監視と協力を保護者にお願いして協力いただいたようです。体育の時間にも、マット運動やとび箱運動の指導において、指導できる保護者や地域の方にサポートしてもらえると学校の先生も心強いと思います。

  • ボランティア活動として、できる人たちに協力してもらうのはいいアイデアですね!

  • でも、それだけでは限界があるんです。そこから本格的な仕事に繋げていければいいですね。体操教室を設立すれば、そこから派遣の形で人材を供給できると思います。私が以前いた東小学校で、県が提供するプロジェクトに登録して、サポートしてもらうことがありました。

  • 本当に有益な話ですね。

  • 子どもたちの能力は無限です。最大限に発揮させられる環境を作ってあげたいですね。子どもたちが羽ばたいて、社会に貢献できるように育てたいです。

  • その通りです。子どもたちが自分自身を成長させ、大人になっていく過程をサポートしたいですね。

スポーツに触れる機会を増やすには

  • 例えば、教室ではなく特定の日時に、体育館を借りて行うこともできますね。たとえば、日曜日の午前中2時間とか。

  • それいいですね。

  • そういう場をを提供し、参加者を募って、集まって行うことも考えられますね。

  • イベントに組み込むと、実行しやすそうですね。

  • そうですね。地域の行事等に合わせて、スポーツに触れる機会(体験教室)を開催することもできるでしょう。様々な場面で、スポーツの体験を組み込むことで身体を動かす事ができますよね。

  • その通りですね。

  • 地域のイベント等に様々なスポーツ体験教室を開催することもできるでしょうね。屋内外を問わずスポーツに触れる機会を提供することも良いかもしれません。スポーツを組み込むことで活気を出せると考えます。子どもからお年寄りまでの生涯教育の観点から「誰でも、どこでも誰とでもできるスポーツ」の機会を増やしていきたいですね。

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