都農ワイン&ベーカリー
地域おこし協力隊として都農町へ移住、【TSUNOWINE & BAKERY】で責任者兼、パン職人として働く『迫田 圭史(さこだ けいし)』さんにお話を伺いました!
パンを作ることで、誰かに喜んでもらえる事が嬉しくて、パン職人を続けている迫田さん。ワイナリーの中にベーカリーがあるという、経験したことが無い環境で仕事ができる事も意欲的に取り組めるきっかけになっているようです。
「今回のリニューアルで、都農町の方にさらに親しんでいただけるように、食パンやクロワッサンなど、王道の品揃えとなりますが、よりベーカリーらしいパンを約35種類ほど揃えました。」と話す迫田さん。
王道でも、この【TSUNOWINE&BAKERY】でしか出来ないような素材のこだわり(県産の小麦100%の食パンや高千穂バターを使用したパンなど)を持って作られています。
「全てのパンを、県産の小麦で賄うことは難しいですが、今後も国内(九州内)の材料で作れたらと思っています。」
そんなパンの『プロ』でもある迫田さんに、一番おすすめのパンを教えて頂きました!
「まずは、都農、川南でとれた尾鈴ぶどうジュースを仕込んで作られているパン(キャンベル)ですね!通常、水を使って作るパンの工程で、水を使わずぶどうジュースを使用しているんです。一口食べただけで、芳醇なぶどうの香りが口いっぱいに広がるパンなんです!」
想像するだけでも美味しそうですね…!確かに他のところではなかなか作れない、都農ワインの中にあるベーカリーだからこそ作れるパンです。
「あと、食パンがおすすめです!県産の小麦で作られている、こだわりの食パンは2種類あって、それぞれおすすめの食べ方があるんです。」と話す迫田さん。
四角い形の食パンはそのまま生で食べたり、トーストにしても美味しいそうで、卵、生クリームなどの材料を豊富に使用しているそうです。山型の食パンは、トーストが断然おすすめで、焼くと外は『ザクッ』と、中は素朴な味付けになっている為、バター等の相性がバッチリとの事です。
「素朴ではあるけれども、県産の小麦を使ってシンプルな配合で作っているので、風合いや香りを楽しんで頂けるようなパンとなっています。ぜひ、この2つの食パンを食べ比べてみてください。」との事でした。
将来の展望として
「レーズンも自社農園で採れたぶどうから作り、そのレーズンからとれた酵母と、自社で生産した小麦を使って完全都農100%の【MADE IN TSUNO】パンが作れたら良いなと思っています」と話す迫田さん。
また、【TSUNOWINE&BAKERY】のパンが、ライフスタイルの一部となり、家庭の食卓に並ぶような提案を今後もどんどん発信したいと思います。フロアにも出ているので、パンのことで聞きたい事や、保存方法など、お気軽にお尋ねくださいと語られました。
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。
迫田圭史(さこだ けいし)さん(ベーカリー責任者)